
※画像出典:VENUUM 公式サイト
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VENUUMとは?
VENUUM(ヴェナム)は、2018年にスペインで創設されたカスタムカー・デザインブランド。名称は**“VENOM(毒)”と“VOLUME(ボリューム)”の造語**で、あのスパイダーマンに登場する“ヴェノム”を彷彿とさせるアグレッシブな印象が特徴。2022年にはドバイに新拠点を構え、現在は中東を中心に勢力を拡大している。
同ブランドは、Gクラスやウルスといった人気SUVを“フルカーボン武装”で魔改造するスタイルで知られており、Instagram(@venuum_black)を中心に最新プロジェクトを公開している。
296 CORSOとは?
そんなVENUUMが新たに手がけたのが、フェラーリ296GTBをベースに開発された「296 CORSO(コルソ)」。
ネーミングの“CORSO”はイタリア語で“コース・競技”を意味し、サーキットを走るために進化したレーシングスピリットを体現している。
Instagramの発表によれば、全世界20台限定モデルで、すでに**2台が売約済み(=残り18台)**となっている。

※画像出典:VENUUM 公式サイト
デザインの特徴:”スペチアーレ”以上の存在感
フェラーリ296GTBといえば、現代フェラーリらしい曲線を活かした美しいデザインが魅力だが、296 CORSOはまったく違う方向へと進化。
- フロントマスクは完全新規デザインで、バンパー形状やヘッドライト周辺のエアダクトを強調。
- リアビューはより立体的に、ディフューザーとウイング形状が迫力を増している。
- サイドスカートとオーバーフェンダーも盛大に張り出し、ボリューム感を演出。
- ホイールは専用鍛造、リムにアクセントカラーが施されている。
さらに、ボディ各所には軽量カーボンパーツが使用され、単なるエアロではなく性能向上も見据えた設計。
🔥 既存の「296スペチアーレ」よりもはるかに“見た目の迫力”では勝っているとも言える。
インテリア:完全特注のビスポーク仕様
内装についても公式発表にて「bespoke interior with high-performance finishes(高性能仕上げのビスポーク内装)」と明記されており、単なるレザー変更にとどまらないフルオーダーメイド仕様が期待される。
素材・仕上げ・ステッチに至るまで、外装同様にカスタムの手が入っているのは間違いない。
価格・入手情報
現在のところ公式価格は未公表。ただし、ベースとなるフェラーリ296GTBの中古相場が3,300万円〜で安定していることを踏まえると、CORSO仕様では5,000万円以上のレンジとなる可能性が高い。
販売は現在も受付中で、VENUUM公式Instagramまたは公式サイト経由でオーダー可能(ただし英語対応)。
日本正規導入は未確認。並行輸入で入ってきた際は争奪戦になる可能性がある。
まとめ:これは“フェラーリ×戦闘機”だ
この296 CORSOは、ただのカスタムではなく“存在自体がコンセプトモデル”のような圧倒的オーラを放っている。
フェラーリのエレガントな美しさに、VENUUM流の猛毒を注入した異端のハイパーマシン。
台数限定・ハイパーカスタム・実車公開中と3拍子揃った今、今後の展開と他モデルへの展開にも注目していきたい。
Photo Credit:Instagram / @venuum_black
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