画像出典:Chris Perkins / Motor1
2026年モデルのアストンマーティン「Vanquish Volante(ヴァンキッシュ・ヴォランテ)」が、Motor1のレビューを通じてついにベールを脱ぎました。本記事ではその内容をさらに掘り下げつつ、日本国内の読者にも伝わる形で独自視点を交えながら解説していきます。
🔗元記事:Motor1.com Review
Contents
1. ヴァンキッシュ・ヴォランテとは?
クーペ版のヴァンキッシュに続き、コンバーチブル仕様として登場したヴォランテ。クラシックなGTの風格と、現代のハイテクを融合したデザインは、ただの屋根開きモデルとは一線を画します。
- K-Foldソフトトップは14秒で開閉可能(走行中最大50km/hでも操作OK)
- ボディ剛性は95kg増に抑えつつ、乗り味はクーペと遜色なし
“Vanquish Volante is a convertible that behaves like a coupe.”
2. 心臓部:V12エンジンの狂気

画像出典:Chris Perkins / Motor1
最大の魅力は何と言っても、5.2L V12ツインターボエンジン。
現在ではV12エンジンを採用する車種が極端に少なくなっており希少な存在のV12エンジンをツインターボ化して搭載
V12のツインターボになると現存しているのはアストン以外ではパガーニのUtopiaとロールスロイスぐらいかと思われるのでカタログモデルのクーペでV12ツインターボを味わえるのは現状この新型ヴァンキッシュのみ、それをオープンで味わえるヴォランテはまさに至高の存在
- 最高出力:824hp
- 最大トルク:738lb-ft(約1000Nm)
- 0-60mph:3.4秒、最高速:345km/h
アストンマーティンが誇る伝統のV12をここまで過激に仕立てたのは、現代においてかなり希少な存在です。電動化へ進む世の中で、これほど純粋なV12サウンドを味わえるモデルは今後ますます減っていくでしょう。
3. 驚異の加速とスムーズなトランスミッション
ZF製8速オートマチックは、驚くほどダイレクトな変速フィールを実現。パドル操作に対するレスポンスも秀逸で、街乗りからワインディングまで隙がありません。
- ドライブモードは**GT/スポーツ/スポーツ+**を搭載
- 後輪駆動でも驚くほどのトラクション性能
“後輪駆動でも、路面を掴むような加速感。まさに戦闘機。”
4. オープントップの美学と剛性

画像出典:Chris Perkins / Motor1
K-フォールドルーフは開閉の速さと静音性のバランスに優れ、幌特有の“バタつき音”がほとんど感じられないレベル。
- クーペ比で+95kgの重量増
- シャシー再設計により剛性をしっかり確保
写真や走行映像を見ても、風の巻き込みが少なく、会話もスムーズにできる設計になっているのが分かります。
5. インテリアとデジタル装備

画像出典:Chris Perkins / Motor1
インテリアはレザー・アルミ・カーボンをバランスよく組み合わせた上質空間。物理ダイヤルを残しつつ、Apple CarPlay Ultraなど最新デジタル機能も搭載。
- トランク容量は258Lと実用性も確保
- センターディスプレイのUIはアストン最新設計
高速ツーリングでの快適性も妥協なし。
6. 実際の走りはどうか?試乗レビューまとめ
Motor1では実際にロサンゼルス近郊のワインディングで試乗。コメントでは「とにかく信じられないほど滑らか」「剛性感が異常」「どこから踏んでも安心できる」と高評価が並びました。
- 車体全体のバランス感覚が秀逸
- エグゾースト音は合法範囲ギリギリの迫力
“速い、うるさい、でも優雅。これがアストンの美学。”
7. 日本市場での可能性と価格感
アメリカ市場での価格は約489,700ドル(=約7,700万円)から。オプション込みで軽く8,500万円以上になる見込み。
- 生産台数:年産1000台未満、ヴォランテは400台限定
- 国内正規導入は未発表(2025年7月現在)

画像出典:Chris Perkins / Motor1
8. まとめ:ヴァンキッシュ・ヴォランテは買いか?

画像出典:Chris Perkins / Motor1
現代でここまで「非合理的な快楽」を突き詰めた車は他にありません。性能・快適性・美しさの三拍子が揃った正統派V12 GT。
- アストン製V12という資産性
- オープントップでこの完成度は唯一無二
今後の資産価値やコレクション性を加味しても、**極めて希少な“買える芸術品”**と言えるでしょう。
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