【英国発・謎のスピードスター】アストンの影をまとう「LARKIN Feroxa」正体に迫る

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2025年7月に海外メディア「Carscoops」が報じた、 Goodwood Festival of Speedでプロトタイプが展示された謎の英国スピードスター「LARKIN Feroxa(フェロクサ)」。外観はシンプルなスピードスター、しかしどこにもブランドロゴは見当たらない――そのミステリアスな車の背後にいるのは、新進気鋭のロンドン拠点メーカー「LARKIN Special Vehicles」。今回は、Carscoops記事と公式サイトの情報をもとに、日本語での詳細解説をお届けします。

🔗元記事:Carscoops
🔗メーカー:LARKIN Special Vehicles公式



1. LARKINとは?

「LARKIN Special Vehicles」は、英国ロンドンを拠点にした少量生産のスポーツカーブランド。

公式ホームページにも情報は限られており

生涯を自動車デザイナー兼エンジニアとして歩んできたDouglas Larkinは、英国を代表する数々のブランドの中心で活躍してきました。
フェロクサは、ドライバーとマシン、そして未来の道路を再び繋ぐ車をゼロから作り上げるという、彼の長年のビジョンを体現しています。

という軽い紹介があるだけですがCARSCOOPSによるとこのスピードスターは、キャプチャーポイントという3Dスキャンとリバースエンジニアリングの会社を経営するイギリス人エンジニア、ダグラス・ラーキン氏の発明品ですとあるのでダグラスラーキンがいままでの仕事で培ってきた技術を使って作られる車の模様。

今回のFeroxaは、ブランド初の世界公開モデルと思われ、メーカーにとっての重大発表とも言える1台です。


2. Feroxaのエクステリアデザイン

Feroxaは、クラシックな1960年代レーシングカーを彷彿とさせるスピードスター。ロングノーズ・ショートデッキのシルエットと、ボンネットにすっきりと収まった洗練されたヘッドライト、丸型のLEDデイタイムランニングライトが特徴的。

  • 一体型LEDリアランプ
  • 無駄を削ぎ落とした流線形のリア

素材には軽量なカーボンファイバーを採用し、視覚的にも重量的にもミニマルな印象を与えています。


出典:larkinspecialvehicles

3. シャシー構造と走行性能の考察

公式ホームページにも”A prototype built on a legendary performance chassis”とあるので2005年から2018年までのヴァンテ―ジのVHプラットホームをまるまる使用していると思われます。

そのためプロトタイプは4.3リッターV8を積んでいるということですがヴァンテ―ジと同じくV12エンジンの搭載も選べるもよう、そしてトランスミッションは全車マニュアルトランスミッションが標準装備

ただ外装は全て取り除かれフルカーボンのオリジナルボディに換装されているので車両重量は1300キロ以下に抑えることを目標に開発中とのことで、完成した時にはVHプラットホームのハイパワースピードスターをM/Tで操れるとても楽しみな車になりそうです。




4. 今後の展開と注目ポイント

フェロクサは、ハイパワーのスピードスターに必要な要素をすべて備えた、視覚的にも洗練されたデザインです。フロントエンドには、ボンネットにすっきりと収まった洗練されたヘッドライトが備わり、丸型のLEDデイタイムランニングライトも2つ追加されています。リアエンドは非常に魅力的で、2つの肉感的なバットレス、LEDテールライト、そして洗練されたディフューザーが装備されています。

グッドウッドで発表されたプロトタイプはまだ開発段階であり、内装は未完成でした。価格も公表されていませんが、生産台数は限定10台のハンドメイドであることを考えると、元のヴァンテ―ジよりもかなり高額になるのは間違いありません。

クラフトマンシップと個性を重視する顧客層にとって、「誰とも被らない英国スピードスター」という価値は計り知れません。


🔗 参考・引用リンク


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