Venuum Black、インテリア「Atelier」部門を本格始動 パフォーマンスアッププログラムも始動か

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外装から内装、そして性能へ ― Venuum Blackの新たな進化

ワイドボディキットやエアロカスタムでその名を轟かせてきたVenuum Black。ドバイとスペインを拠点に、ランボルギーニやフェラーリ、メルセデスAMGなど超高級車をアグレッシブかつラグジュアリーに変貌させてきたこのブランドが、ついに次のステージへと踏み出した。

これまでのVenuumといえば外装カスタムのイメージが強かったが、最新の発信では「インテリア」と「パフォーマンス」の両面で新たな部門を始動。単なる外装ブランドから、マンソリーやブラバスのような総合スーパーカーブランドへの進化を感じさせる動きだ。


インテリアを一新する「Venuum Atelier」

Venuum Atelierは、内装を完全にリメイクする専門部門。最新作では、フェラーリ・プロサングエのキャビンを黒のアルカンターラと鮮烈なエレクトリックイエローでフルリファイン。シート、ドアパネル、センターコンソールには独自のクロスステッチパターンを採用し、ヘッドレストには刺繍のフェラーリエンブレムをあしらった。

さらに、黄色のパイピングを要所に配し、内装全体に統一感と躍動感を与える。この仕上げはスポーティさとラグジュアリーを完璧なバランスで融合させたもので、量産車では味わえない唯一無二の空間を生み出している。

「This isn’t just a Ferrari. Every element has been designed to deliver an immersive experience — dark, radical, and precise.」
(これはただのフェラーリではない。全ての要素は没入感のある体験を提供するために設計された ― 暗く、過激で、そして精密に。)

出典:Venuum Black公式Instagram


2000馬力超えのノウハウを注入するパフォーマンス部門

インテリア部門と同時に発表されたのが、パフォーマンスアップ部門の本格始動だ。ドバイに拠点を移したエンジニアチームが、Stage 1からStage 3までの段階的なパフォーマンスチューニングプログラムを展開する。

このチームはスペインで、日産GT-Rを2000馬力オーバーに仕上げた実績を持つ精鋭。そのノウハウを活かし、今後はVenuum Blackが手掛ける車両に最高峰のエンジンチューニングを施すことが予想される。

エアロ、足回り、軽量化、そしてエンジン内部のファインチューニングまで一貫して手掛ける体制が整えば、完全自社開発に近いコンプリートカーが生まれる日も近いだろう。

出典:Venuum Black公式Instagram


総合スーパーカーメーカーへの布石

外装カスタムで世界に名を馳せ、インテリア「Atelier」でラグジュアリー性を加え、パフォーマンス部門で走りを磨く。この流れは、Venuum Blackが「改造業者」から「総合スーパーカーメーカー」へと進化する過程そのものだ。

マンソリーが歩んできた道を、よりアグレッシブで現代的な感性とともに辿ろうとしている。今後、Venuum Blackブランドのバッジを冠したフルコンプリートカーが登場する可能性も否定できない。


まとめ

Venuum Blackは、もはやワイドボディのブランドではない。それは、外装・内装・パフォーマンスのすべてを自らの手で仕上げる「究極のカスタムメーカー」への進化だ。

次に彼らが発表するのは、またもや我々を驚かせるであろう一台かもしれない。少なくとも、今この瞬間、Venuum Blackは確実に新しい時代の扉を開けている

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