ロールスロイス・カリナンシリーズII:チューナーブランド比較

Rolls-Royce

クラフトマンシップの頂点、ロールスロイス・カリナンシリーズII。
Spofec/Brabus/Keyvany/Mansoryの4つのメーカーからシリーズⅡのカスタムが出そろってきたのでここで比較してみたいと思います。


1. Spofec Cullinan Series II — 紳士の“速さ”を纏う優雅さ

出典:Carscoops

まずノヴィテック傘下のロールス専用ブランド「Spofec」によるアップデート

  • 視覚的アップデート: 尻部には専用ディフューザー、ルーフトップの小型スポイラーを装着。シャープな印象を演出。
  • ワイドでエレガント: 24インチ鍛造“SPOFECホイール”(Vossenと共同開発)、295/30タイヤを装備。カラーは48色、ブラッシュ/ポリッシュ仕上げ選択可。
  • 走りの質向上: サスペンションは約35mmの車高ダウン可能な専用キットで、安定感とドライビングの鮮烈感を両立。
  • エンジンチューニング: ツインターボV12の強化により最大697hp、1,060Nmまでのパワーを引き出し、ラグジュアリーかつ俊敏な走りを実現。

出典:Carscoops

まとめ: Spofecは「上品な速さ」を追求。質感を落とさず、存在感を格上げするチューニングが光ります。


2. Brabus Cullinan Series II — スーパーヴィランを気取る異端の豪華さ

出典:Carscoops

メルセデス系チューナーで名高いBrabusが手掛けたカリナン

  • オーラある佇まい: Brabus版Cullinan Series II“BRABUS 700”には、ワイドな姿勢、カーボン強調パーツ、そして溢れ出るオーラが満載。「1‑Second‑Wow」の衝撃を意図したデザイン。
  • 内装の重厚感: Masterpieceレザー仕立てのキャビンは、まさに“動く高級インテリア”。包まれているような質感で、別世界を体験。

まとめ: Brabus Cullinanは、“罪深いほどに豪華”。見た目の圧倒と内装の贅沢が融合した、まさしく“悪役SUV”。

出典:Carscoops


3. Keyvany Hayula II — インスタ映えする未来感、ドバイ発の新星

出典 Keyvany公式Instagram

  • 情報発信の舞台: 現時点で画像の主要ソースはKeyvany公式Instagramのみ。公式サイトやメディア掲載は未確認。
  • スタイル: フルカーボンワイドボディにネオンブルーのアクセントを施し、近未来的な美しさを追求。SNS向けに特化されたデザイン。
  • 方向性: ダイレクトに視覚を刹那に捉える“インスタ時代のカスタム”。既存のラグジュアリーSUVカスタムとは一線を画す発信力が魅力。

まとめ: Keyvanyは「見る者を魅了するビジュアル重視」。話題を瞬時に巻き起こすインパクト重視のアプローチ。


4. Mansory Cullinan Series II — やりすぎ美学の極北(前回記事参照)

Mansoryの最新カリナンについては、以前の記事で濃密に紹介しました。こちらをご参照ください:

前回記事: Mansory Cullinan シリーズII の衝撃カスタムをチェック!

一言だけ: やりすぎを美学とするMansoryだからこそ、他ブランドではなし得ない“圧倒的存在感”がここにある。


まとめ ─ カリナンをカスタムするということ

ロールスロイス・カリナンは、デフォルトの状態でも世界最高峰のラグジュアリーSUV。
そのカリナンをあえてカスタムするということは、「究極をさらに自分だけのものにする」という宣言に他なりません。

  • Spofec は、紳士的な佇まいを崩さず速さを纏わせる。
  • Brabus は、豪奢さを武器に悪役のような圧倒的オーラを演出する。
  • Keyvany は、未来的なビジュアルでSNS時代の“見せるSUV”を作り上げる。
  • Mansory は、やりすぎを美学とし唯一無二の存在感を刻む。

つまり、カリナンのカスタムとは「自分がどんな人物でありたいか」をクルマを通じて表現する行為。
エレガンス、悪役、未来、狂気──そのどれを選ぶかが、オーナーの価値観を映し出すのです。

だからこそ、カリナンのカスタムは面白い。
それは単なる改造ではなく、ラグジュアリーを自分色に染める究極の自己表現だから。

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